数千年前…中南米で作られていたという「笛吹きボトル」。一体何のために古代アンデス人はこの不思議なボトルを作ったのか。きょう(12日)、岡山市でその謎に迫る初の実験が行われました。

お酒を入れて揺らして音を出して、「お酒と音を神様に捧げていた」と考えられている「笛吹きボトル」。
今から2千年前…中南米のペルーで作られた「笛吹きボトル」です。中に酒を入れると独特の音色を奏でるといいます。
長年、神に祈りを捧げる儀式の中で使われていたと考えられているこの「笛吹きボトル」。ただBIZEN中南米美術館の森下館長は、儀式に限らず「人々の暮らしに頻繁に用いられたものだったのでは」と考えています。
(BIZEN中南米美術館 森下矢須之館長)
「当時の人たちも宴会で音を楽しむだけじゃなくて、『味の変化』も楽しんだのではないか」