TSMCはきのう(2月6日)、日本国内で2つ目となる工場について、第1工場と同じ熊本県内に建設すると正式に発表しました。

TSMCによりますと、国内2番目となる工場は、2027年末までの稼動開始を目指していて、国内初となる6~7ナノ(ナノは10億分の1)メートルの製品も製造する予定です。

2月24日に開所式を控える菊陽町(きくようまち)の第1工場(主に12ナノメートルを製造予定)と合わせると、設備投資額は3兆円規模になる見通しで、雇用も3400人以上を見込んでいます。

また、工場を運営するJASM(ジャスム)に対し新たに『トヨタ自動車』が出資し、すでに出資している『ソニーグループ』や『デンソー』も追加出資を予定しているということです。

一方で、第2工場の具体的な立地場所については、公表されていません。

第2工場の進出について、きょう(2月7日)の会見で蒲島知事はー

蒲島知事「操業開始に向けた整備・対応、それが高く評価されたのではないかと思っております」

「第1工場の建設が順調に進んだことが評価された結果」だとし、周辺の交通渋滞や地下水への影響などについては、早急に対応していくと述べました。

蒲島知事「開業前に、ベストバランスといいますかね、環境とTSMCの経済効果、これが両立できるような形でこれからやっていきたい」