新たなスポットがオープンしたとの情報で米満薫アナウンサーは、熊本県宇城市三角町(みすみまち)に向かいました。
海沿いを辿り三角駅へ
熊本駅から列車に乗ってJR鹿児島線、三角線と辿ると終着駅の三角駅に到着します。この三角駅から徒歩1分ほどの場所にオープンしたのが「天城鐡道(てんじょうてつどう)」というお店です。米満アナも店内の光景にビックリ。

(米満アナ)店のなかは、天井には鉄骨が見えていておしゃれな雰囲気ですが、店内に広がるのが、この8メートルもの鉄道模型ジオラマ、圧巻の光景です。
ジオラマだけではなくて、このお店はカフェと融合しています。ショーケースには手作りのスイーツが並んでいて、フランスの焼き菓子カヌレやチョコパウンドケーキ、そして美味しいチーズケーキなどがいただけます。

この8メートルのジオラマは、およそ200万円をかけて作ったとのこと。
オーナーの園田雄我さん、そして店長で妻の園田あゆみさんに話を聞きました。

--なぜ、このカフェとジオラマのお店を作ったんですが?
園田雄我さん「僕は趣味の鉄道模型、妻にはカフェをやりたいという夢があって、2人の夢を融合して店をつくりました」

2人の自宅の写真を見てみると…店にあるジオラマの3倍の規模となる鉄道模型が家の中をしめています。
店内のジオラマで走っている列車も自宅にあるものを持ってきてるので、毎日違う列車が走っているとのこと。

ジオラマは1個1個、車や建物・人・別々のパーツで買い集めていて、それをレイアウトして置いてるので、雄我さんオリジナルの小さな町ができています。
一部、熊本で見たことある風景も…世界遺産である荒尾市の「万田坑」です。

そして街中のジオラマを見ると、熊本県内を走る産交バスも配置されています。
奥には八代と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ「肥薩おれんじ鉄道」くまもんバージョンも走っています。上に目線を送ると、飛行機が…これは天草と福岡、大阪を結ぶ「天草エアライン」です。

ジオラマを眺めながら、店長のあゆみさんが作ったバスクチーズケーキをいただきます。濃厚なチーズの味がギュッと詰まっていて全く飽きない味です。
あゆみさんは、家族の誕生日ケーキも手作りで、船の形しています。というのもオーナーが代々船乗りの家系で、今も三角町の海運会社に勤めています。

雄我さん「地元の三角町を盛り上げたいということで、ここに鉄道模型とカフェを開業しました」
地域の活性化ということで大人から子供まで幅広く楽しめるこのお店、さらにNゲージの鉄道模型があれば、このカウンター席を貸し切って鉄道模型を走らせることもできます。

米満アナ「私も列車を走らせたいと思います。出発進行!」