水俣病の原点といわれる「百間排水口(ひゃっけんはいすいこう)」についてまだ残されている2つの樋門の取り外しが始まりました。

水俣病の原因企業チッソがメチル水銀を含む有毒な工業排水を流した「百間排水口」を巡っては樋門の老朽化を理由に熊本県と水俣市が8月16日に4つの樋門のうち2つを取り外しました。

そして、8月25日から残る2つを取り外す作業が始まりました。

樋門はシートで包まれクレーンで吊り上げられていました。
取り外された樋門は水俣市にある県環境センターに保管されます。

取り外し作業は26日までの予定で、熊本県と水俣市は4つの樋門の保存、活用方法について今後、水俣病患者の団体の意見を聞きながら決めたいとしています。