ドライバーの残業規制が強化される「2024年問題」に対応しようと、農林水産物の輸送に関わる担当者が初めて、熊本県庁で会議を開きました。

熊本県農林水産部・深川元樹 政策審議監「本県の場合、農林水産物の98%をトラック輸送に頼っており、大変大きな問題と考えております」

労働基準法の改正によるドライバーの残業規制の強化で、来年4月以降、物流の停滞が懸念されています。

熊本でも関東に野菜を出荷する場合、片道およそ3日をかけて運んでいますが、今後、規制強化によって輸送量が減る恐れが高まっています。

8月18日(金)は農林水産物の輸送に関わる13機関が集まり、熊本県の担当者が6月に国が公表したガイドラインなどを説明しました。

熊本県では今後、荷主を含めた対策を進めるということです。

※「2024年問題」▽労基法改正に伴い2024年4月からドライバーの年間の時間外労働時間(残業時間)の上限時間が960時間に。