4月13日、熊本市の水路でカミツキガメが見つかりました。
カミツキガメは危険な「特定外来生物」に指定されています。仮に熊本市の江津湖に入り込んだ場合、どのような影響が出るのでしょうか。

「熊本市南区です。あの危険な生物がこの用水路で見つかりました」(記者)
13日、散歩をしていた親子が水路で見つけたのがカミツキガメです。
「娘が『ここの用水路に魚がいる』といい『いるわけない』と見たら岩みたいな大きなかたまりがあってよく見たらそれがカメでしたので」(発見者)

カミツキガメの特徴は尖ったくちばし。力が強く、かまれると大けがをする恐れもある危険な生物です。
飼育している熊本市動植物園。世話をする時は細心の注意が必要だと言います。
「結構な力で噛み付いてきますのでやっぱり怪我の恐れが。穴が開いたり血が出たりとかと」(熊本市動植物園 溝端菜穂子さん)

元々カミツキガメはアメリカ大陸の沼地などに生息する外来種で日本にはペットとして輸入されました。しかし今、爬虫類を扱うペットショップにカミツキガメの姿はありません。
「カミツキガメは特定外来生物なので販売は行っていません」(ZION 北森映光 社長)
カミツキガメは2005年に特定外来生物に指定され、飼育や販売などが法律で禁止されました。生態系への影響が大きく、実際千葉県では沼地などで確認され、在来種が減っているということです。

熊本市の担当者はカミツキガメが江津湖に入り込まないか懸念しています。
「(仮に繁殖したら)セボシタビラ・カゼトゲタナゴこういったものが環境省とか 県の絶滅危惧種となっていて(カミツキガメが)食べてしまう恐れがある」
(熊本市 環境共生課 北村聡さん)

仮に江津湖で繁殖したら絶滅危惧種への影響は避けられません。
カミツキガメは50年ほど生きる言われ、2005年の規制前に飼ったものを今になって手放す人がいるとみられています。