RKKには、動画だけでなく放送に使用した写真や資料写真も多数保存されています。半世紀以上前の熊本を写した懐かしいカラー写真の中から、今回は通町筋を紹介します。古い写真なので変色・退色が進んでいますが、AIを使った退色補正と人力での調整で、当時の風景がよみがえりました(AIによる補正は必ずしも正しい色合いを再現していない場合があります。ご了承ください)。

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【通町筋】
「通町筋」とは、県道28号熊本高森線、いわゆる「電車通り」の、熊本市役所前から水道町交差点の間を指します。上通アーケードと下通アーケードをつなぐ交差点、その間にある熊本市電「通町筋」停留所、熊本初の地下歩道、そして鶴屋百貨店。まさに、熊本の繁華街の中心となる通りです。
写真は、1970年(昭和45年)の鶴屋百貨店を捉えたものです。昔は写真をそのままニュース番組の素材として放送に使うことがよくありました。この写真にも「鶴屋デパート」というテロップ文字が直接貼り付けられています。

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鶴屋百貨店の向かいには、熊本日日新聞社の本社がありました。写真は1965年(昭和40年)頃の撮影だと思われます。上通商店街に面した左側の石造りの部分は戦前に建てられたもので、ラジオ熊本(現在のRKK)は、1953年の開局から山崎町に社屋が完成するまでの間、この熊日本社内から放送していました。

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1973年(昭和48年)秋の撮影だと思われる、上通上空から通町筋を見た空撮写真です。左から増築されたばかりの鶴屋、長崎屋(現 HAB@)、下通アーケードを挟んで大劇会館。奥には大洋デパート(現 COCOSA)も見えます。通町筋近辺が熊本の商業の中心であることがよくわかる写真ですね。

現在の通町筋(中央区手取本町5、6・2026年5月撮影)