水俣が生んだ異才、秀島由己男(ひでしま・ゆきお)さんの回顧展が18日、熊本市現代美術館で始まりました。

口を縦に大きく開け、歌っている姿を描いた秀島由己男(ひでしま・ゆきお)さんの代表作「霊歌(れいか)」。人間が抱える深い悲しみなどが表現されています。

秀島さんは1934年に水俣市に生まれ、中学卒業後、独学で絵画を学びました。

美術評論家の土方定一(ひじかた・ていいち)さんなどにその才能を認められ、戦後日本版画の重要作家の1人として高く評価されています。

また、秀島さんは作家 石牟礼道子(いしむれ・みちこ)さんとも親交が深く、連載新聞小説の挿絵も担当しました。会場では、その貴重な原画と挿絵を見比べることができます。この回顧展は6月21日まで開かれています。