熊本県菊池市の鞍岳(くらだけ)で遭難していた40代の女性がきょう4日の朝、見つかりました。女性に意識はあるということです。

遭難していた女性は今月2日、70代の母親と鞍岳を登っていましたが疲労を理由に山頂付近で母親と別れて以降、行方が分からなくなっていました。

遭難から3日目のきょう午前7時20分ごろ複数の捜索ボランティアが母親と別れた場所から数百メートル離れた林道付近で女性が横たわっているのを発見しました。

鞍岳は雪が残っている場所もあり、気温も氷点下に下がる状況でしたが、警察によりますと女性に目立ったけがはなく意識もあるということです。

女性は体温が低下し体力が消耗していて声に出しての会話はできなかったものの、救急隊員の呼びかけにはうなずくなどして反応していたということです。

女性は現在、熊本市内の病院で検査を受けています。