10年前の熊本地震で震度7を2度観測した益城町で、中学校の入学式があり、地震当時2歳だった子ども達が、新たな一歩を踏み出しました。

4月9日に入学式が行われたのは、益城町立木山中学校です。

98人の生徒が、晴れ晴れとした表情で式に臨みました。

10年前の熊本地震では、この木山中学校も校舎が被災し、地震後25日間、休校しました。

校舎の復旧に時間がかかったため、隣にある小学校のホールや空き教室に机を並べて授業が行われました。

入学した生徒たちは当時、ほとんどが2歳でした。

入学式で岩下校長は「助け合うこと」の大切さを伝えました。

木山中学校 岩下正尊 校長「当たり前のことが当たり前でなくなった日々の中で、被災した私たちが感じたことは『助け合うことの大切さ』です。災害が起きた時だけでなく、助け合うことはいつもとても大切」

保護者は、当時の不安や恐怖を思い出しながらも、子どもの成長を感じているようです。

保護者「地震発生時は一緒に風呂に入っていて、バスタオル一枚で外に逃げ出して大変だった。益城町が復活して、良かったなと。子どもも一緒に成長してくれたら」

学校はこうした教訓を踏まえて避難訓練などを行い、生徒達の防災意識の向上を図るとしています。