去年3月の熊本市電(路面電車)の追突事故をめぐり、国の運輸安全委員会は「1年以内に調査を終えるのは困難」として、来年度以降も調査を継続すると発表しました。
去年3月25日、熊本城・市役所前電停で熊本市電の車両が停車中の車両に追突し、乗員乗客15人が重軽傷を負いました。
事故原因を調査している国の運輸安全委員会によりますと、追突した車両の運転士は「ブレーキ操作をしたが、十分に減速しなかった」と話していて、事故現場の手前のレールでは、約120mにわたって断続的に色の濃い付着物が確認されたということです。
一方で、法的に問題はないものの事故車両には速度計が設置されておらず、運転士は正確な速度を把握できない状態だったとしています。
これらの状況から委員会は、技術的な観点での原因究明や再発防止策の検討には「さらに一定の期間が必要」としていて、来年度も調査を継続する方針です。
市電を運行する熊本市交通局は、事故を受けて、全車両へ「速度計」設置を進めていて、今年度中には完了したいとしています。









