インフルエンザの感染が拡大しています。
12月4日に発表されたインフルエンザの熊本県内の報告数は前の週を上回り、警報レベルが続いています。
熊本市内のクリニックでは、発熱を訴える人がいま増えているといいます。

くまもと内科クリニック 山本竜太院長「先週から比べても増えていますし、この1か月、毎週増えている状況」
県のまとめによりますと、11月30日までの1週間に報告された1医療機関あたりの患者数は、36.67人と前の週32.82人より増加し、警報レベル(30人)を超えた状態が続いています。
年齢別では、14歳以下が7割以上を占めています。
山本院長「若い方々が多いということはまだ感染の流行期の初期であると考える」

保健所の地域別では、菊池管内が最も多く、宇城・有明・熊本市と続いています。
去年の県内のピークは12月29日までの1週間で、1定点あたりの感染者は92.56人でした。
今年は例年より1か月ほど早く、警報レベルの30人を超えましたが、この1週間は感染の拡大が緩やかになりました。

しかし県は、「油断はできない」として、65歳以上の人や60歳以上で疾患がある人は「今からでもワクチンの接種を検討してほしい」と話しています。
このクリニックには予防接種を受けに来た人もいました。

高校2年生「修学旅行が近いので、感染したくないから、早めにワクチンを打っておこうかなと思って」









