住宅街で発生しやすい『都市型水害』

熊本大学 大本照憲 特任教授「外水氾濫と内水氾濫が同時進行する」

『外水氾濫』とは、川の水が堤防から溢れることです。一方の『内水氾濫』は、主流の水位が高くなり、そこへ流れ込めなくなった支流や用水路が溢れる現象です。

2020年7月豪雨でも被害拡大の一因とされたのが『内水氾濫』です。都市化された住宅街でも発生しやすいといわれています。

大本特任教授「道路が張り巡らされて建物が建てば当然降った雨は地下に浸透しないのですぐに低いところに集まってくる『都市型水害』という言い方をする」

短時間に大量に降り、甚大な被害をもたらす近年の大雨では、身近な場所で起こりうる『内水氾濫』のリスクを知る必要があります。