記録的な大雨から3週間が経ち、各地で復旧作業が続く中、被災した小学校に子ども達の声が戻ってきました。八代市の小学校で1週間遅れの始業式です。
記者「八代市興善寺町です。流れ込んだ土砂は撤去され人や車が道路を通れるようになりました。ただ、日常を取り戻したというにはまだ遠いのが現状です」

大雨で大規模に被災した興善寺町。地区を流れる川には土砂がたまったままで、いまだ道路との区別がつきません。
重機による作業が休みなく続く中、小学校には子ども達の声が。
「おはようございます!」

龍峯小学校の子ども達です。
八代市では先月の大雨で被災した2校が始業式を1週間遅らせ、今日9月1日に2学期をスタートしました。
ただ、子ども達が席に着いたのは、過ごし慣れたクラスの教室ではなく、図書室や音楽室。エアコンなど施設の一部はまだ復旧中で、しばらくは仮の教室で授業を受けます。

2年生「はやく2学期がこないかなぁって思っていた。学校が楽しいから。音楽教室で授業することはあまりないからドキドキする」
3年生「自分たちの教室が使えるようになるといい」
始業式は、ボランティアが中心となって泥をかきだした体育館で。服部利恵校長は、被災直後の学校の様子や復旧に携わった人たちへの感謝を語りました。
八代市立龍峯小学校 服部利恵校長「たくさんの人の支えがあり龍峯小学校が元に戻りました。感謝の気持ちをこれからの姿で伝えていきましょう」
