熊本県上天草市の龍ヶ岳にある、絶景の自然公園に潜入!町の観光資源を蘇らせて「売り上げが2倍以上になった」という、観光客を呼び込む注目スポットを取材しました。
半分が「泊まれない場所」だった
熊本市内から車で約2時間30分。上天草市にある標高470mの龍ヶ岳山頂に整備されているのが、龍ヶ岳山頂自然公園です。

広大な敷地には、テントサイトやロッジ、バンガローなどのアウトドアが楽しめるキャンプ場のほか、星や天体を観測する施設、天文台も備えている全国でも珍しい公園です。
そんな龍ヶ岳山頂自然公園は、もともと上天草市が運営していました。3年前に宇城市でレストラン事業などを手掛ける会社が事業拡大の一環として指定管理事業者となり、スタッフの三浦章宜さんがその業務を引き継ぎました。
龍ヶ岳山頂自然公園 管理人 三浦章宜さん「以前は宿泊棟が半分宿泊できない状態で、管理棟も受付だけで、広々とした空間ではなかった。ですから、ここにあるキャンプ場の施設すべてが使えるように整備して、龍ヶ岳の町や上天草市の発展のために私たちも貢献できたらと思い、日々頑張っています」

そんな中、三浦さんは観光客を増やすため、これまでにない「ある取り組み」を始めました。それが…。