ところで、参院選の最大の争点となったのが「物価高対策」でした。石破総理退陣の話が持ち上がり、具体化するのが遅れる可能性が指摘されています。
政治学が専門の熊本大学・伊藤洋典教授は

熊本大学 伊藤洋典教授「(早期に)物価高対策が打てそうな感じの選挙期間中は言い方だったけど、期待より少し遅くなるかな」
自民党・公明党が参議院でも少数与党となり、ただでさえ、給付金か減税か、方向性が見えにくい中、伊藤教授は今後、仮に新総理の選出などが絡んでくると、さらに遅れが出る可能性があると指摘します。
「臨時国会が今度予定されているがそこでもし新しい首相の選出になってくると(物価高対策の)法案を審議するのがいつになるのか楽観できない」
伊藤教授は物価高対策がこう着すると「何のための選挙だったんだ」と意義が薄れる恐れがあるとも話しています。