熊本市電同士が衝突事故を起こしたことを受け、九州運輸局は、熊本市交通局に改善指示を出すと発表しました。

熊本市電は2025年3月、熊本城・市役所前電停で、追突事故を起こして乗員乗客合わせて15人が重軽傷を負いました。

この事故を受け、九州運輸局は2025年3月と4月に保安監査を実施しました。その結果、運行管理体制に問題が見つかったとして、あさって(18日)に熊本市交通局の幹部を福岡市の九州運輸局に呼び、「改善指示」を出すことを決めました。

市交通局に改善指示が出るのは2024年9月以来で、九州運輸局によりますと、同じ事業者に1年間で2度も改善指示を出すのは「かなり珍しい」ということです。

九州運輸局は8月までに再発防止策の報告を求める方針で、再発防止策が不十分な場合は事業改善命令を下す可能性もあるとしています。