6月5日、松本被告は、判決を不服として福岡高裁に控訴しました。

父 邦祐さん「いろんなことから逃げて 逃げる判断をして千尋を巻き込んで 今度は判決からも逃げるのかなと」

「控訴は加害者の権利」

それを理解していても松本被告への疑念、怒りがこみあげます。それでも。

母 章子さん「外に出てめそめそして暗い顔してても千尋は喜ばないし、今までの自分でいようと思って」
父 邦祐さん「恨みを持ちながら生きていくことを望んでいないと思う。この子はそういう子なので。そんなやつ相手にするなって、それが彼女の思いかもしれない」

千尋さんの命日。千尋さんがあの事故にあわなければ今年28歳、千尋さんが好きだったというヒマワリを28本手向け、手を合わせました。

父 邦祐さん「暗くなってたら娘に怒られるから。頑張って、頑張って、頑張って生きていくしかない」

毎日、娘を思い、過ごした1年。

自慢の娘から怒られないよう、耐えながら、少しずつ、少しずつ前へ。