きょう(3月25日)午前8時33分ごろ、熊本市電の「熊本城・市役所前電停」(熊本・中央区)で 市電が前の車両に追突して7人がが病院に運ばれました。

熊本市交通局によりますと、きょう午前8時半ごろ「前の市電に衝突した」と運転士から市電の営業所に連絡がありました。

消防によりますと車両はいずれも1両で、前にいた市電の運転手(40代)1人と、追突した市電にいた20代~50代の乗客6人が救急車で運ばれましたが、いずれも意識はあるということです。

熊本市交通局によりますと、上熊本行きの市電が電停にいた田崎橋行きの市電に追突したということで、それぞれの車両には乗客が約30人乗っていました。

市交通局がドライブレコーダー映像を確認していて、RKKの取材に対し「運転士は適切にブレーキをかけていたが、ブレーキが効かなかったとみられる」と話しています。

市交通局は線路や車両に問題があった可能性を含めて原因を調べています。

この事故を受けて、熊本市電では午前9時5分ごろから全線で運転を取りやめています。(午前11時時点)

熊本市電では去年から運行トラブルが相次いでいて、熊本市交通局は今年1月、九州運輸局から行政指導を受けたばかりでした。