西南戦争で争った西郷隆盛と大久保利通の子孫がきょう(20日)開かれた戦没者追悼式に参加しました。
1877年の西南戦争最大の激戦地、田原坂(熊本・北区)で追悼式が開かれました。
死者約1万4000人のうち4分の1ほどが田原坂周辺で亡くなったと言われています。
地域の人たちが毎年開いている追悼式には、薩摩軍トップの西郷隆盛のひ孫、西郷隆文さんと政府軍を指揮した大久保利通の玄孫、大久保洋子さんが出席しました。
江戸幕府を倒し明治政府を作り上げた中心人物、西郷と大久保はともに薩摩出身の幼馴染でしたが、外交論を巡って対立するようになり、最後は戦争という形で争いました。それから148年、2人の子孫は・・
西郷隆文さん 「西南戦争の犠牲の上に(今は)成り立っていると思います」
大久保洋子さん「西郷公にしても利通にしても、ここに眠る方々にしても時代に即して、自分たちのことを語り継いでくれていると思うのではないでしょうか」
2人は握手を交わし平和を願いました。









