父と “二人三脚” で目指す頂点

それは父・貴光(たかみつ)さん(45)の存在です。
松本選手「いろいろなところに遠征して大会に出させてくれている分、オリンピックに出て自分が活躍しているところを父に見せてあげたいという気持ちがあります」
小学1年生でスケートボードを始めたのは、スノーボードのインストラクター経験がある貴光さんの影響でした。
父・貴光さん「スノーボードの選手にしたくて娘の名前に『雪』を入れたんですけど、本人はスケートボードの方が子どもたちがたくさんいたから『スケートボードをやりたい』と言って始めた」
農業を営む貴光さんは、農作業を終えると毎日、欠かさず雪聖さんの練習に付き添い、指導しています。
父・貴光さん「娘が夢を追いかけているから、ただただそれを応援したいという気持ちだけですね」

練習で何度転んでもめげずに挑戦する雪聖さん。親子二人三脚で地道な努力を積み重ね、世界レベルに登りつめました。
松本選手「自分が思っていることと違うことを父が言うときがあるからむかつくこともあるけど、やっぱり2人でやってるから(ここまで)できていると思っています」

スケートボード松本雪聖選手。目指す世界一のその先に、ささやかな夢があります。
松本選手「ずっと思っているんですけど、オリンピックに行きたい。優勝したい。優勝したらここ(練習場)に帰ってきてバーベキューとか色んなことをやってみたい」












