災害の被害への対策に向け、JAXAと熊本県が力を合わせます。
JAXAは人工衛星から撮影した災害前後の写真を比較して建物の被害を推定するプログラムの研究を進めています。

今回、そのプログラムの精度をあげるため、県は熊本地震の際にまとめた建物の場所や被害の程度など20万以上のデータをJAXAに提供します。
JAXA 川北史朗博士「現地がどうだったか(データと)突き合わせることが大切なので、そこを取り組めばより広範囲に精度高くできるのではないかと期待している」

実際の被害と、JAXAが推定した被害を比較することでプログラムの精度向上につながるということです。
川北博士「どこに被害が集中しているのか、なさそうかを推定し、対応する人の優先度などをサポートできるのではないか」
JAXAは他の地域での災害も含め、数年以内にプログラムを実用化したいとしています。
