小中学生の優れた発明品を表彰する熊本発明工夫展。最も高い評価の「県知事賞」に輝いた小学6年生の刈谷有希(かりや あき)さんが発明したのは、プラスチック製の装置『きっちりわけるくん』です。

算数の「図形」の授業中に着想を得たという『きっちりわけるくん』。その名の通り、ものをきっちり分ける時に力を発揮します。

その実力は?

例えば、パンを3等分にしたいとき。『きっちりわけるくん』の「3」の数字の部分にあわせて装置を 広げると、きっちり3等分となる位置が分かります。

『きっちりわけるくん』はカステラやロールケーキなど、おやつを分けるのに最適。母親の千絵(ちえ)さんは、この発明に効果を感じていると言います。

母・千絵さん「(有希さんに)姉がいるんですけど、姉とのけんかが減ったのが何より助かります」

刈谷さんは『きっちりわけるくん』の今後の展望を明確に持っています。

八千把小学校 刈谷有希さん(6年)「将来の夢は翻訳家になって、これ(きっちりわけるくん)を試行錯誤して改良して、外国にも伝えていきたいです」

また、刈谷さんの発明を含め小中学生の力作30点が表彰されました。