九州学院高校出身プロ野球選手 ヤクルトスワローズの村上 宗隆(むらかみ むねたか)が、日本選手最多のシーズン55号ホームランを記録しました。

1964年に王 貞治(おう さだはる)さんが記録したシーズン55本まであと2本に迫り迎えたきのう9月13日の試合。

地元熊本からも声援が送られる中、4回の第2打席。
初球、村上をのけぞらせようとする巨人のエース菅野が投げたインコース高めのストレートをフルスイングし、打った瞬間にスタンド入りを確信する右翼席上段に叩き込む54号特大アーチ。

地元熊本の反応
「いったよ いったいった!すげー!すげー!」


そして、55本まで後1本。

9回ウラ 2アウト ランナー1・2塁で村上に打席が回ってきました。
そして、巨人の抑えのエース大勢からワンボールのあと、真ん中からアウトコースへ逃げる球を、得意の反対側へフルスイング!打った瞬間に55号とわかる打球でした。


村上選手、レフトスタンドへ向かう自身のボールを追う顔は、これまでの様々な思いを込めた顔でした。グラウンドを一周する顔も、笑顔というより感慨深い表情。

58年間名だたる強打者が達成できなかった55本という王貞治さんの記録に22歳の村上宗隆が肩を並べました。