代理人弁護士が読み上げた原告男性のメッセージ
私は、ジョイフルの店長として働いていました。2021年1月より熊本御領店に異動となりましたが、7か月ぶりの店舗・店長業務で、人員不足による長時間労働と上司・部下からのパワハラにより、精神疾患を発病しました。
本日は、体調が悪いため会見には出席することができませんので、メッセージでのごあいさつとさせていただきます。
2004年にジョイフルに入社して以降、私は、様々な行為によって、精神的な負担を強いられてきました。
・父の危篤時に、当時の上司に代わりの人員を相談したら、自分で手配しろと言われた。
・私が緊急入院する時も、人員手配を自分でしろと言われた。
・本社では、机を定規で叩いたり、舌打ちを何度もされた。
・2016年の熊本地震では、私の実家が被災しているにも関わらず、応援社員を私の実家に宿泊させろといわれた。その後、母にもお礼の電話等はなかった。
ジョイフルで17年間働いてきましたが、長時間労働・サービス残業・パワハラが常にあったというのが、私の実感です。なんとか改善してほしいと思い、労働組合や上司に相談したことがありますが、真面目に解決しようとしてくれませんでした。そのため、私は、会社に相談しても無駄だと感じていました。
長年の劣悪な労働環境と今回の長時間労働・パワハラにより、心身の限界を超えてしまいました。
また、約2年8か月にわたり休職しましたが、会社から連絡があったのは最初の半年に3回ほどだけで、後は、放置されたままでした。
今でも、上司からの言動を夢で見てうなされることがあります。自分は無能だと感じて死にたいと思っている自分に嫌気がさす毎日をおくっています。
会社は、労災申請の事業主証明を拒否しただけでなく、代理人弁護士を通じた提訴前の損害賠償請求にも全く取り合おうとせず、誠意ある対応をしてもらえませんでした。そのため、このたびの提訴を決意しました。









