半導体製造大手のTSMCの日本国内初となる工場がきょう開所します。
TSMCの第1工場では、午後2時から開所式が開かれます。
開所式には齋藤健経済産業大臣や蒲島郁夫熊本県知事、TSMCの劉徳音(リュウ・トクオン)会長が出席予定です。
3年前の11月、TSMCは約1兆円を投じて日本国内初めてとなる工場を菊陽町に建設することを発表しました。
半導体製造大手の進出とあって「100年に一度のビッグチャンス」と呼ばれるようになります。
その経済波及効果は、10年間で6兆9000億円とも試算されています。
また、今月6日には第2工場を熊本県内に建設することが発表され、第1工場と合わせると設備投資額は3兆円規模になる見通しで、さらなるTSMCの経済効果が期待されています。
24日に菊陽町の住民に話を聞くと「地元のにぎわいにつながれば」と期待する声が聞かれた一方で、農家からは「長年使ってきた畑が使えなくなるかもしれない」といった不安の声や、今後の交通渋滞を懸念する声も聞かれます。









