北九州市議会では11日、議員報酬の削減に向けた議論を始めることを求める決議案が提出され、賛成少数で否決されました。1人当たりの議員報酬の負担額が政令指定都市の中で最も高くなっている北九州市。なぜ報酬削減を早期に求める議案が否決されたのでしょうか?
◆議員報酬約1400万円「高すぎる」と指摘

自民未来 井上純子市議「議員報酬の市民1人当たりの負担額は、政令市ダントツの1位であります。客観的に考えても議員報酬の削減の議論の開始が必要であります」
2月の北九州市長選挙で武内市長を支援した「自民未来」や「日本維新の会」などが提案した議員報酬削減の議論を促す決議案。公共施設の値上げや廃止など市民に負担を強いる政策も示されるなど、財政的な危機が迫っていることが提案理由とされました。
【賛成討論】

維新の会 篠原研治議員「財政難である北九州市で議員報酬約1400万円は高すぎる。今の北九州市の財政状況を考えると、もちろん賛同を得られると思って提出しております」
月額の報酬が88万円と、政令市の中で3番目に高い北九州市議。さらに、市民1人あたりの議員報酬の負担額は、政令市の中で北九州市が最も高くなっています(全国市議会議長会の資料より、2022年12月31日時点)。
◆武内市長が要請した議員報酬の削減

北九州市では人口減少が続いていますが、議員報酬はこの30年間ほぼ変わっていません。こうした状況を受け、武内市長は就任直後の3月議会で自身の給与を1割削減する条例案を提出した際、議員側にも報酬削減を要請していました。
武内和久市長「市長給与の1割削減に合わせ、議員報酬の見直し要請も掲げさせていただきましたが、未来に向けてこの街を前進させたいという気持ちは議員の皆様も一緒であり、私と目線を合わせてお考えいただきたい、という思いからです」







