福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑を告発した議員が21日、第三者委員会の設置を求める要望書を提出しました。
県議会は第三者委員会ではなく、外部の有識者による全議員への聞き取り調査を行う方針ですが、開始のめどは立っていません。

吉松源昭議員は21日午後、福岡県議会を訪れ、議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について、第三者委員会の設置を求める要望書を議会事務局に手渡しました。

福岡県議会 吉松源昭 議員
「仮に外部有識者による調査であっても、単なる聞き取り調査であればお手盛りとの批判を払拭することはできません」
外部有識者による調査にとどめようとする県議会を強く批判した元議長の吉松議員。

自民党県議団の幹部らから、ゴルフ代などとして何度も金銭を要求され、あわせて2000万円以上を支払ったと主張しています。

吉松源昭 議員
「疑念を払拭するためにも独立した第三者に調査をお願いする。そして公表まで第三者委員会にやってもらうということが私は県民の疑念を払拭するために必要なことだと思います」
一方、県議会のドンと呼ばれる蔵内勇夫議長をはじめ、自民党県議団の幹部らは疑惑を全面否定しています。

福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「九州と本州の連携強化により、九州が持つポテンシャルが高められ、九州の充実・発展に繋がるものと考えます」

その蔵内議長は21日、山口県で行われた下関北九州道路の推進大会に出席。
大会終了後、記者の問いかけに対し蔵内議長は・・・・

記者「第三者委員会は設置されないのでしょうか?」

蔵内議長は質問には答えず、無言のまま車に乗り込みました。
こうした疑惑に21日、福岡市の高島市長からも厳しい声が上がりました。

福岡市 高島宗一郎 市長
「本来県というのは市町村を応援するために存在しているはずなのに、市町村がせっかく頑張ってるのに、県がそれに対して足を引っ張るという状況があるとすれば、それは遺憾と言わざるを得ない状況なので、しっかりしてほしいですね」

吉松議員が要望書を提出したのは県議会だけではありません。

吉松源昭 議員
「県議会の海外視察も予算案を出したのは県ですから。知事ですから。県議会のことだけど知事の方がしっかり責任を持って第三者委員会を設置すべきじゃないか」
批判が高まる高額な海外視察などについて県に対しても第三者委員会の設置を求めました。
この要望に対し服部知事はー

福岡県 服部誠太郎 知事
「海外出張経費でありますともう既に我々はもう情報公開もしてるし会計処理は明らかでありますからそれの評価にとどまるのかなっていうのは思います」
県議会と同じく、第三者委員会の調査は行わず、外部の有識者による評価を受ける方針を示しました。










