K-1世界王者のベルトを巻く石井一成(27)が、地元・福岡の地で2度目の防衛戦に臨む。小学1年生から始まった格闘技人生。父と二人三脚で乗り越えた厳格なトレーニング、そして私生活を支えるパートナーの存在、決戦を前に母校・東福岡高校を凱旋した王者が、勝利を誓った。

K-1のレジェンド・魔裟斗に憧れ、小学生で格闘技の世界に飛び込んだ石井。キックボクシングをはじめ様々なスタイルを経験する中で、タイ発祥の格闘技「ムエタイ」と出会う。その魅力にのめり込んだ石井は、なんと小学生にして本場・タイへ単身で武者修行を重ねた。

石井一成選手
「子供たちが学校に行かずに、ジムに寝泊まりしてムエタイだけを朝から晩までやっていたんです。そのハングリーさみたいなものはすごい感じましたね。」

ムエタイの世界で生きる覚悟を決めた石井だったが、当時の福岡には本格的なムエタイジムが存在しなかった。息子の夢を叶えるため、立ち上がったのは父・要さんだ。

タイから名門のトレーナーを直接呼び寄せ、2013年に自らジムを立ち上げたのだ。

父・要さん
「福岡でムエタイを教える人がいなかったので、やるからには自分も後戻りできないように、タイの名門ジムの承認をもらってここをオープンしたんです」

そんなストイックな格闘技人生を私生活で支えているのが、1つ年上の彼女・未来さんだ。減量期間中も、石井の希望に合わせたメニューで献身的にサポートを続ける。

未来さん
「心の中では安心して見れる試合をしてほしいと思っているんですけど、やっぱり一成君の試合が一番面白いんですよね。イチファンとしても楽しませてもらっています」

大会を9日後に控えた日、石井の姿は母校である名門・東福岡高校にあった。K-1世界王者として凱旋し、先生や在校生たちへ地元開催となる防衛戦の報告を行った。

石井一成選手
「やっとK-1のベルトを取れて、福岡の皆さんに見せられます。絶対に倒して勝って、ベルトを巻いたところを見せたいです」

地元・福岡でどんな姿を見せてくれるのか。熱い視線が注がれている。







