パイプの目詰まり。中国とどう向き合うのか
時にヒステリックとも思える中国の対日批判は、日本国民の対中感情を損ない、民意に敏感な国会議員たちを、日本と同じ民主主義を重んじる台湾へと傾かせています。中国はその結果をきちんと理解すべきです。
一方で、日本も中国との関係を放置していいわけではありません。日中関係の重鎮だった河野洋平・元衆院議長が6月8日に亡くなりました。河野氏は今週、北京を訪問し、中国の要人との会談も予定されていました。また、中国と長い交流を持つ公明党が連立政権を離脱したことで、日中パイプの目詰まりが起きています。
「難しい相手」にこそ向き合うのも政治手法の一つですが、この困難な局面をどう乗り越えていくのか、日本外交の真価が問われています。
◎飯田和郎(いいだ・かずお)

1960年生まれ。毎日新聞社で記者生活をスタートし佐賀、福岡両県での勤務を経て外信部へ。北京に計2回7年間、台北に3年間、特派員として駐在した。RKB毎日放送移籍後は報道局長、解説委員長などを歴任した。2025年4月から福岡女子大学副理事長を務める。







