福岡県篠栗町と須恵町で偽の教員免許状の写しを提出したとして、偽造有印公文書行使の罪に問われている補助教員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
初公判を迎えたのは、福岡県須恵町の中学校の補助教員・近藤正仁被告(66)です。

起訴状などによりますと、近藤被告は2021年3月篠栗町の小学校で、今年1月には須恵町の中学校で採用時に偽の教員免許状の写しをそれぞれ提出したとされています。
近藤被告は2005年に教員免許を失効した後も、山口や大阪、埼玉などの学校で勤務を続けていました。

17日に福岡地裁で開かれた初公判で、近藤被告は起訴内容を認めました。
検察側は「教員免許を失効した後も教育関係の仕事に就きたいと考え、知人と養子縁組をした」と主張しました。
弁護側は犯罪事実について争わないとしています。







