福岡県の大牟田市動物園のファンたちから心温まるプレゼントです。
今年で創刊10年を迎えたフリーペーパーが本に生まれ変わり、お披露目されました。

14日、大牟田市動物園のファンたちが市役所を訪れ、自主制作した「KEMONOTE BOOK」を寄贈しました。

1941年に開園した「大牟田市動物園」。
1992年度には40万人以上が入園しましたが、その後、入園者数は減少。
一時は閉園する方針でしたが、「ぞうはいません」と書いた看板を設置するなど、ユニークな取り組みで入園者数は再び増加しました。

こうした取り組みに惹かれたファンたちが、動物園を応援しようと、10年前からフリーペーパーを制作。

フリーペーパーの総集編として、今回制作された本には動物だけでなく、現場を支える飼育員の声などがたっぷりと掲載されています。

カメラマン 中村紀世志さん
「大牟田市動物園にもう1回行ってみよう、昔行ったけどまた大人になってから行ってみようとか、そういう足を運ぶきっかけをもう一回作れるんじゃないかと思って今回まとめました」

編集・執筆担当 木下綾さん
「小学生や中学生の方がこれを読んで、動物を見る時に幸せそうにしてるかなってそういう視点を持ってもらえたらと思います」

「KEMONOTE BOOK」は、地元の小中学校や図書館などに寄贈されるほか、15日からインターネットで販売を始めるということです。







