佐賀県警の科捜研の元職員が不正なDNA型鑑定を繰り返していた問題で、佐賀県警の福田本部長は第三者による調査の必要性を改めて否定的な考えを示しました。

この問題は、佐賀県警の科学捜査研究所の元職員がおよそ7年半にわたり、130件の不正なDNA型鑑定を繰り返していたものです。

警察庁は10月8日から鑑定の実施状況などを調べる「特別監察」を実施していますが、佐賀県議会は、独立性を備えた第三者による調査を求める決議案を全会一致で可決しています。
佐賀県警の福田英之本部長は、24日の定例会見で、第三者による調査については改めて否定的な考えを示しました。

佐賀県警 福田英之本部長
「法令上警察を管理する機関である公安委員会による指導・監督のもと、調査を行うことが適切である」
その上で、福田本部長は「特別監察の結果については県民にできるかぎり丁寧に説明したい」と述べました。







