2023年5月、福岡県柳川市の美容専門学校でバーベキューの火が燃え移った生徒4人が死傷した事故の裁判です。

コンロにアルコールを注いで炎上させ火が燃え移った18歳の生徒を死亡させた教員助手(当時)の男に福岡地裁は禁錮1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決によりますと柳川市の「ハリウッドワールド美容専門学校」の教員助手(当時)・篠原翔大被告(25)は2023年5月、校内でのバーベキュー中にコンロにアルコールを注いで炎上させ、火が燃え移った男子生徒(当時18)を死亡させました

2日の判決で福岡地裁(岡本康博裁判長)は、「危険性を認識していたのに自らの判断でアルコールを注ぎ入れた過失の程度は極めて大きい」と指摘したうえで、バーベキューの終了が遅くなり、叱責されることを恐れていたことなど被告側に有利な事情も考慮して篠原被告に禁錮1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決についてハリウッドワールド美容専門学校は「特にコメントすることはございません」としています。