学問の神様として知られる太宰府天満宮の本殿が124年ぶりに改修されることになりました。3年間の改修期間中、本殿の前に設置される「仮殿」のデザインがきょう、公開されました。
◆3年かけて漆の塗り替え
太宰府天満宮・西高辻信宏宮司「明治期以来、124年ぶりに大改修を行わせていただくことになりました」
太宰府天満宮は22日会見を開き、来年5月から本殿の改修を行うことを明らかにしました。本殿は、およそ430年前の安土桃山時代に再建され、定期的に改修が行われています。
124年ぶりの改修となる今回は屋根のふき替えのほか、漆(うるし)の塗り替え、防災工事などを3年かけて行う予定です。
◆万博の建築家が「仮殿」を設計
改修期間中、本殿の前には大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家の藤本壮介さんが設計した「仮殿」が設置されます。「仮殿」は、高さ8メートル、幅22メートルで、屋根の上には、十数種類の樹木を植える予定です。
来年2月から3か月かけて「仮殿」の設置工事が行われ、改修が終わるまでの3年間は、「仮殿」で参拝者を迎えます。







