国内最大の養殖ノリの産地、有明海で26日、海面に網を張ってノリの種となる胞子を付着させる「種付け」が解禁され、今シーズンの養殖が始まりました。
◆ノリ“種付け”解禁
26日午前10時ごろ、有明海を空から見ると、赤や緑など色とりどりの網が海面を彩っていました。朝、福岡県の沿岸からは約1000隻の船が出港し、海面に網を張って、ノリの種となる胞子を付着させる種付けの作業を始めました。
◆今年度の目標は約13億枚
種付けは毎年、海水の温度が23度ほどに下がるこの時期に行われ、海面に広がる網の風景は秋から冬にかけての風物詩になっています。
有明海は、国内で生産される養殖ノリの最大の産地です。今年度の「福岡有明のり」は、例年とほぼ同じ約13億枚、146億円の生産を目標にしています。養殖したノリは、約1か月後に初めての収穫を迎えます。







