西部ガスは国内最大の発電事業者「JERA」と提携し、北九州市のひびきLNG基地に新たに建設される3基目のタンクを活用していくと発表しました。

22日午後、西部ガスと国内発電大手の「JERA」は共同会見を開き、北九州市若松区にあるひびきLNG基地の戦略的活用などに関する提携に合意したと明らかにしました。

西部ガスは、二酸化炭素の排出量が比較的少ないLNGの需要の高まりを受けて、およそ500億円をかけ3基目のタンクを増設し、2029年度の供用開始を目指しています。
JERAは電力需給の変動に対応するため3基目のタンクを活用する方針で、西部ガスは、基地の安定的な事業運営と収益の確保が図れるとしています。

西部ガス 加藤卓二社長「JERA社との間のLNG相互融通が可能となることにより、さらなるガスの安定供給が担保される」

今後両社は、ひびきLNG基地の立地を生かして東南アジアを中心にLNGを輸出するなど海外への事業展開を進めていく方針です。







