海沿いの津波避難ビルか 山の小学校か
瀬戸内海沿岸でも津波避難ビルを使った訓練を行っている自治体があります。

RKB 浅上旺太郎 記者
「吉富町の津波避難ビルは、薬を作る工場です。2階の部分にはおよそ100人が避難することができます」

吉富町は、能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報を経験したことから、去年11月に初めて津波を想定した訓練を実施しました。
人口の1割近くの500人ほどが参加しましたが海沿いにある津波避難ビルに逃げるのか、山側にある小学校に逃げるのか、判断に迷うという声もあります。

訓練に参加した町民
「心理的にどうしても山手の方にいきたいじゃないですか、そこが個人差があるみたい。わざわざ津波が来ているのに海の方に製薬会社に行ったらその(避難の)間どうするかという不安もあるでしょうしね」

吉富町 危機管理係 高橋巧輝さん
「地震津波想定なので海から離れることが大事。災害の実際の状況に応じて残り何分避難する時間があるからこっちにいこうという判断が各自でできるようになってほしい」