「心の叫び」聞く相談員のケアも必要

1件の相談時間は平均30分。
長いときには2時間を超えることもあります。
こうした「心の叫び」に耳を傾け続けることは相談員にとっても大きな負担です。

「福岡いのちの電話」 金子英次 事務局長
「聞く相談員に対してもケアが必要です。聞く一方だとストレスがたまりにたまってどういう形で出るかわからないのでやはりそこは自分も仲間に話す、専門家に話すことで何とか自分を保ってリセットして次の話を聞けることになります」
相談員はボランティア 8割が高齢者

自らの精神もすり減らす過酷な仕事ですが、実はすべての相談員がボランティアです。
「福岡いのちの電話」に登録している相談員は1991年の230人をピークに徐々に減少し去年は、159人となっています。
そのおよそ8割が65歳以上の高齢者で病気や家族の介護などで辞める人も多いといいます。