結婚・出産後も「過食嘔吐」と「万引き」
22歳で結婚し、3人の子供も生まれた元受刑者の女性。
31歳で離婚した後、「過食嘔吐」と「万引き」はさらにエスカレートしていきました。
初めて被告人として法廷に立ったのもこのころです。
執行猶予のついた有罪判決 その帰りに万引きした
元受刑者の女性(50代)
「判決が懲役1年と執行猶予が3年ついたんですよ。もう2度としないでくださいと担当の検事さんからその日言われて、はい分かりましたって帰ったんですよ。その日に万引きしたんですよね。帰りにね。うわべでは『やりません』とか『悪いことしましたごめんなさい』って言っていたんですけど、腹の中では全くやめる気なかった。どうやればうまくいくだろうかって」
執行猶予期間中に再び逮捕され、初めて実刑判決を受けた元受刑者の女性。
30代から40代にかけて窃盗や常習累犯窃盗の罪で4回実刑判決を受けました。
”通院・入院治療と実刑判決”繰り返す

刑務所を出所した後、精神科の病院に通院、入院して「摂食障害」と「窃盗症」の治療を受けては、再び万引きで実刑判決を受ける。
この繰り返しでした。
元受刑者の女性(50代)
「4回目の刑務所行った時に『もう刑務所から出さないでください』って面談してお願いしたことがあります。またやります先生って。とにかく病院に入院しなさいと。これを刑務官から言われた。病院にまた入院しました。入院したけど治らないんですよね」