おととし、福岡県久留米市で小学校教員の妻を殺害したなどとされる男の裁判です。2月26日に始まった控訴審で弁護側は改めて無罪を主張しました。

久留米市の無職・渡辺司被告はおととし、自宅マンションで小学校教員の妻・彩さんの首を圧迫して殺害し自宅に遺体を放置したとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。

渡辺被告は殺人罪について無罪を主張していましたが1審の福岡地裁は、渡辺被告が彩さんを殺害したと認定し、懲役16年の判決を言い渡しました。

2月26日から始まった控訴審で弁護側は「彩さんが自殺した可能性が高いなどと話した医師の供述の信用性を排斥していて死亡原因を誤っている」などと主張しました。
一方、検察側は控訴棄却を求めています。