◆GUは生産拠点を統廃合、セール減らし利益を確保

一方、ユニクロの兄弟ブランド「GU」は価格を据え置きます。秋冬物の新商品発表会で、柚木社長は円安や原材料価格の高騰が続く中でも「主力のニットやカラーパンツなどの価格はこれまで通り3000円以下で提供する」と明言しました。

来店客「子供の服は汚れるので低価格で良いものが買えればすごくいい」

柚木社長「で少しでも安く作る工夫をしていることと、値引きによるロスを減らすことの2つで据え置きを実現しています」

据え置き路線を決めたのは、物価上昇で消費者の財布のひもは固くなっているとの分析です。低価格を維持するためにGUは素材の共通化や商品の絞り込み、生産拠点の統廃合でコストカットをはかります。また、売れ残りをセールで販売する機会をなるべく減らすなどして利益を確保するということです。