7か月後から自宅で24時間介護に
福祉サービスの使い方など、高倉さんも初めて知った様々なことが書いてあり、挿絵がコミカルに入ってきます。福祉は「最大公約数的なマニュアルを下敷きに」「個々の状態に合ったやり方を探るものなんだな」と書いていました。なんと「排泄介助はつらいばかりじゃない」という回もありました。「ゲームで言えば、迷宮(ダンジョン)からの脱出法を考えるような感覚」だと。「ええー!?」と思いました。
衣服やシーツを1ミリも汚さずにキレイに拭き取ることができた時などは、「やるじゃんオレ」と、心の中で大きくガッツポーズである。
(P.137「排泄介助はつらいばかりじゃないと伝えたい。」、2021年12月8日掲載)
映画も担当する学芸記者だった矢部さん。大きな特注の車椅子に乗って映画館まで移動して映画を鑑賞したり、新幹線に乗って京都の実家に帰省したり。いろいろチャレンジするようになっています。