気象庁によりますと低気圧が発達しながら日本海北部をゆっくり北上し、また、別の低気圧が日本の東を発達しながら北上しています。日本付近は強い冬型の気圧配置となる見込みです。また、北日本から東日本の上空約5000メートルにはマイナス42度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する所があるということです。その後も数日に渡り、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込んで大雪や大荒れ、大しけが続くおそれがあります。
北日本から西日本では日本海側を中心に大雪となる所がある見込みです。普段雪の少ない北日本から西日本の太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がある見込みです。
九州地方でも「警報級の大雪」おそれ

気象台によりますと、九州北部では、6日にかけて上空約1500メートルにマイナス12度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み次第に強い冬型の気圧配置に。
九州南部では、6日にかけて上空約1500メートルに氷点下9度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
このため、九州北部では、6日にかけて平地、山地ともに大雪となるおそれ、九州南部では、6日午前中にかけて大雪となるおそれがあります。雪が同じ所で降り続いた場合、警報級の大雪となる可能性があります。
【雪の予想】
4日午後6時から5日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
山口県 山地50センチ 平地15センチ
福岡県 山地20センチ 平地10センチ
佐賀県 山地20センチ 平地10センチ
長崎県 山地20センチ 平地10センチ
大分県 山地15センチ 平地10センチ
熊本県 山地15センチ 平地10センチ
宮崎県 山地15センチ 平地 5センチ
鹿児島県(奄美地方を除く) 山地20センチ 平地10センチ
5日午後6時から6日午後6時までに予想される24時間降雪量(多い所)
山口県 山地30センチ 平地15センチ
福岡県 山地10センチ 平地 5センチ
佐賀県 山地10センチ 平地 5センチ
長崎県 山地10センチ 平地 5センチ
大分県 山地15センチ 平地 5センチ
熊本県 山地15センチ 平地 7センチ
宮崎県 山地 5センチ
鹿児島県(奄美地方を除く) 山地 5センチ
気象台は積雪や路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理、低温による水道管の凍結などに注意を呼びかけています。