福岡市の西南学院大学の大学院に在籍する鈴木結生(すずき・ゆうい)さんの著書「ゲーテはすべてを言った」が芥川賞を受賞しました。

高校2年と3年時の担任は、「とにかく並外れた読書量だった。街それが彼の知性を支えているのでは」と語り、快挙を称えました。

「夢の続きかと・・」

鈴木結生さん(23)「こういう記者会見するシミュレーションを脳内でしたことあるんですけれども想像をはるかに超えて華々しい場所でしてやはり当惑しております」

芥川賞を受賞し、15日、東京都内で会見に臨んだ鈴木結生さん。

鈴木結生さん「2日前までインフルエンザで倒れておりましてそれでたくさん変な夢を見てこれもその続きなんじゃないかと疑っておりますがまあいい夢なので続いてほしいなと思っております」

鈴木さんは、福島県出身で現在は福岡市に住んでいます。

西南学院大学の大学院に在籍し、英文学を研究しながら、創作活動を行っています。

受賞作「ゲーテはすべてを言った」はドイツの文豪、ゲーテを研究する日本人学者が主人公で、自分の知らないゲーテの言葉と出会い、その出典を探し求める物語です。

言葉をめぐる繊細な表現と専門性の高いテーマが巧みに融合されている点が評価されました。

「すぐ両親と彼女に伝えました」

Q受賞を誰に伝えた?
鈴木結生さん「すぐ両親と彼女に伝えてすごく喜んでここまで来てしまってますけど父は牧師でして日曜以外大工、そんな感じの人なんですよね。僕が何かをするたびに面白いもの作ってくれるんですけれども、この前は、2作目はゲーテの話なので、ゲーテのブックスタンドをくれたんですけども。今回、芥川賞取ったので、また新しいものを作ってくれると信じてます」