きょう1月16日は「禁酒の日」。1920(大正9)年のこの日、アメリカで禁酒法が実施されたことにちなむものです。

そして、実は「天気予報をする側の心得」の中にも禁酒について書かれたものがあり、この日が来るたびに、私自身、その心得を肝に銘じています。

今も語り継がれる天気予報の心得

その「天気予報をする側の心得」は、気象学者で第5代中央気象台長の藤原咲平博士によって、1929年、当時の予報課職員に訓示されたものです。藤原博士と言えば、「複数の台風が近くに存在すると、お互いに影響しあって、複雑な動きをすることがある」という「藤原の効果」でも知られています。

天気予報をする側の「心得」

一、身体を健全にすること

二、精神を健全にすること

三、他事に携わらぬこと

四、遊戯に凝ってはいけない

五、研究ものはいけない

六、睡眠不足はいけない

七、予報前の酒はよろしくない

八、心を動かさぬこと

普段の生活や仕事をする上でも、大切なことが並んでいます。