国の重要無形文化財にも登録されている福岡県の伝統工芸品、久留米絣についてです。福岡県広川町の工房では、後継者育成を目的としたインターンシップが行われました。

広川町にある久留米絣の工房「丸亀絣織物」では、10日、全国から集まった伝統工芸に興味のある大学生ら6人を対象にインターンシップが行われました。
学生たちは、職人からレクチャーを受けながら染色や糸を織って布地にする工程などを体験しました。
東京から参加した学生(22)「こういった環境に優しくて美しい絣があることを世界の人も魅了できるようなものを作れたらいいなと思います」

丸亀絣織物5代目の丸山重俊さんは、「職人の世界を身近に感じ、興味を持ってほしい」と話していました。
この取り組みは、伝統工芸に携わる後継者を育成しようと、3年前から福岡県が実施しているもので、今年は小石原焼や、高取焼の工房でも就業体験が行われる予定です。