今年7月にミャンマーから福岡市動物園にやってきたアジアゾウ。

子ゾウが脱走する騒動や12歳のメスゾウが死ぬという悲しい出来事をへていよいよ30日、3頭が全面公開されます。
飼育員が語る展示の目玉は、”坂を上るゾウ”です。

福岡市動物園の3頭のゾウ

2頭並んで餌を食べる親子。22歳の母親ゾウとメスの子ゾウ(3歳)です。

お腹が空いているのか、親子でえさを取り合っているようにも見えます。

福岡市動物園・ゾウの飼育担当 白浜祥平さん「よ よ よ よ」

餌を置いた合図は、飼育員の掛け声です。

RKB 植高貴寛記者
「ゾウが餌に向かって力強く坂を上っていきます。すごい迫力です」

高台に置かれた餌をめがけて駆け上がるゾウ。

大きな体を揺らしながら何とか上りきりました。

子ゾウは好奇心旺盛、おてんばな性格

冷たい雨が降り、気温が10度を下回っていたある日の午後、子ゾウは水遊びをしていました。

好奇心旺盛、遊ぶのが大好きなおてんばな性格でおとなしい母親ゾウとは正反対だといいます。

福岡市動物園では、この親子と14歳で穏やかな性格のオスのゾウ、あわせて3頭が飼育されています。