マイナ保険証を利用しない選択肢もあるけれど・・・

政府は移行措置として従来の健康保険証も有効期限内であれば、最長で来年12月1日まで利用できるとしています。
また、それ以降もマイナ保険証を取得していない場合には、資格確認書を発行して、保険診療を受けることができるとしています。
マイナ保険証を利用しない選択肢も残されてはいるのですが、そのことはあまり周知されていません。
薬局を利用した人「80代ぐらいの方だったと思うんですけど、自分は持っていないからどうしたらいいですか、と尋ねてあったんです。窓口の方に。そしたら、手続きをしてくださいと。来月は必ず。次回のときには必ずマイナ保険証を提示してください、とかなり強めの口調でおっしゃられていましたね。」
医療機関に政府が警告
政府が全国の薬局に通知した資料にはマイナ保険証を患者にすすめるフローチャートが細かく指示されています。
さらに政府は利用実績が低い医療機関は場合によっては療養担当規則違反になるおそれがあると警告しているのです。

「保険証をのこして」ネットワークふくおか 七里正昭 事務局長「マイナ保険証を登録する。使用するというのはそれぞれの個人の方の任意、自由です。また、法令では健康保険証や処方箋でも薬を処方できると決まっていますので、こうした対応は法令違反であると考えています。」

政府は、半ば強引にマイナ保険証の普及を進めています。
従来の健康保険証を残して欲しいという医療現場からの声には、耳を貸さないのでしょうか?