市民を標的にした6つの事件に関与したとして1審で無期懲役の判決を受けた工藤会のナンバー3・菊地敬吾被告の控訴審が、6日福岡高裁で行われた。

無罪を主張した1審から一転、初公判で3つの事件について関与を認めていた菊地被告。

被告人質問で「いつか説明しようと思っていたが否認していたから言えなかった」と一転して関与を認めた理由について話した。

1審は「無期懲役」

起訴状によると、特定危険指定暴力団・工藤会のナンバー3・菊地敬吾被告は、福岡県警の元警部銃撃事件や看護師襲撃事件など、市民を標的にした6つの事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われている。

1審で菊地被告は無罪を主張したものの、福岡地裁は6つの事件すべてで菊地被告の関与を認定。無期懲役を言い渡した。